適した時がある

お辞儀をする男性

樹木は手入れを怠ると、知らないうちに枝が伸びてきます。伸びすぎた樹木は日当たりが悪くなったり、風抜けが悪くなったりして、害虫の被害に遭うことがあります。適した季節に伐採することで、樹木の生長を促します。また、樹木の種類によって伐採するタイミングを間違えると花が咲かなかったり、生長が遅くなることもあります。常緑樹は新芽が伸びる前の春先に伐採します。前年伸びた枝を刈るようにするのが基本ですが、春先ならばやや短く刈ることも可能です。つつじや椿など、春に花が咲くものは、咲き終わってから伐採します。小枝を切除する際には、付け根ぎりぎりの所から剪定ばさみなどで切り取ると、来年の発育状況が良くなり、形状が整います。

イヌツゲやカシ類など、花を咲かせない常緑樹は、夏の季節に伐採すると暑さのせいで新梢の伸びが悪いので、樹木の形を維持することができます。また、常緑針葉樹は、春に伐採した後に伸びた新芽を摘んでおくとよいでしょう。アジサイのように花が咲くたびに大きく葉を広げるものは、しっかり切り戻しをして形を小さくしておきましょう。秋の季節に咲く花は、咲き終わったら伐採しますが、春の花のように深く切り戻しをせずに樹木の形をわずかに整えていきましょう。落葉樹は冬場になると葉が落ちて枝の形状がわかりやすく、伐採しやすくなります。この時期は樹木の活動が停滞するので、多少太い枝を切っても成長に与える影響が少なくて済みます。寒冷地はこの時期、雪に埋もれてしまうこともあり、伐採は雪解けの季節に行うとよいでしょう。